2016年7月〜12月
◎7月の行事
7月 7日(木):七夕
7月11日(月):「民権館通信第7号」発行
7月18日(月):海の日
7月29日(金):梅干土用干し
7月30日(土):特別企画展「鈴木安蔵と憲法研究会」〜11月3日まで
※7月の収穫:南瓜、胡瓜、トマト、茄子、ツルムラサキ、枝豆
7月の草取:生姜畑、甘藷畑、里芋畑、ゴーヤ(プランター)
7月の植付:大豆
《民権館歳時記》
☆鴨川市の「竹澤家文書」には、近世・近代の俳句関係資料が残存します。
☆若い頃に竹澤家の文書整理に参加し、複写させて頂いた『夏乱句合』(虫損多)には、百句以上の発句と連句が記載されています。年代不明の資料ですが、幕末か或いは明治前期の頃と推定しています。
☆高得点の二句を紹介します。
◎水際をそれ行風の蛍かな 前正(大山)
ミズギワヲ ソレユクカゼノ ホタルカナ
◎乗合を寝て待舟や時鳥 松澤(コハタ)
ノリアイヲ ネテマツフネヤ ホトトギス
(竹澤家文書)
☆すでに女性の俳句愛好家も居たようで、「常女(ツネジョ)」という俳号の女性が存在したことが確認できます。現代の鈴木真砂女へと連なる、鴨川市の俳句山脈と言えるでしょう。
◎一ト光袖をそれ行蛍かな 津祢女
ヒトヒカリ ソデヲソレユク ホタルカナ
(竹澤家文書)
☆鈴木真砂女には蛍の句が数多くあります。句集『夕蛍』(牧羊社1976年10月25日)には、次のような路地裏の句が詠まれています。
◎蛍火やある夜は女深酔ひし 真砂女
ホタルビヤ アルヨワオンナ フカヨイシ
(前掲『季題別・鈴木真砂女全句集』)
《書誌データ》
☆2016年企画展は、平和憲法70年“ 鈴木安蔵と憲法研究会 ”を開催します。凡例は、@論説・コラム執筆者、A執筆者標目、B雑誌社、C発行年月日、D大きさ・容量、E値段、F本文抜粋。( )と句読点は引用者です。
☆当館所蔵資料の1946(昭21)年7月の書誌データを書き継ぎます。
◆人物評「高野岩三郎・鈴木東民」(『改造』7月号)
@*
A*
B改造社
C1946年7月1日
D112頁・21p
E5円(送料10銭)
F古い昔、ドイツ人である高野夫人が、沢庵漬けなどをぶら下げて、よく本郷通りを歩いていたのを見受け、ここまで日本ナイズすれば、人種的の差別感はなくなるに違いない、と思ったのを、今でも記憶している。(60頁)
☆高野岩三郎は憲法研究会の同人で長老格であった。「憲法研究会草案」とは異なる独自の「共和制憲法」私案を発表している(前述)。
。
☆月刊誌『改造』のコラム「人物評」は、毎号興味深く人物を掘り下げている。7月号は読売新聞編集局長の鈴木東民(読売争議の指導者)を批評する。( )は引用者。
◎今度の相手は馬場恒吾(社長)で、名義上は読売の資本を代表しているが、馬場自体は資本家ではなく、素寒貧の程度において、被使用者と称する鈴木(東民)以上であるかもしれない。その上対正力(松太郎、前社長)の場合には、挙社一致の反抗だったが、今度の場合は、馬場(恒吾)擁護派が半数もしくは半数以上を占めている。それ故に戦いは正力(松太郎)の時のように、楽々と順風に乗ったものではない。
(同誌62頁〜63頁)
☆馬場恒吾は憲法研究会の同人であるが、鈴木東民と対立する構図になってしまった。読売争議については、増山太助の大著『検証・占領期の労働運動』(れんが書房新社1993年3月31日)が体験談を含め詳細である。
《掲示板》
◎8月の行事
8月 3日(水):浩鳴忌(佐久間吉太郎没後70年)
8月 5日(金):資料調査(県内)
8月14日(日):個人予約様(県外)
8月27日(土):個人予約様(県内)
8月28日(日):団体予約様(県内)
※8月の収穫:胡瓜、トマト、茄子、南瓜、オクラ、ゴーヤ、新生姜
8月の草取:甘藷畑、里芋畑、ヤーコン畑、大豆畑
8月の植付:大根、玉葱、秋ジャガ
《民権館歳時記》
☆1946(昭21)年の月刊誌『新生』は、3月号から6月号まで永井荷風の「罹災日録」を掲載しています。5月号は1945(昭20)年の敗戦前後の日記です。穏やかな観照と測りしれない諦観の句が詠まれています。
◎(1945年)8月20日、晴
桃つくる翁めでたき齢かな 荷風
モモツクル オキナメデタキ ヨワイカナ
(『新生』5月号)
◎(1945年)8月22日、晴
庭の夜や踊らぬ町の盆の月 荷風
ニワノヨヤ オドラヌマチノ ボンノツキ
(同誌)
☆俳人の籾山梓月(モミヤマ・シゲツ)からの来書に記載された句が、「罹災日録」に転記されています。
◎(1945年)8月26日、日曜日
生身魂九年のいくさやみにけり 梓月
イキミタマ クネンノイクサ ヤミニケリ
朝顔や困苦新たに来たるの日 梓月
アサガオヤ コンクアラタニ キタルノヒ
(同誌)
☆日本の歴史上、前例の無い焼跡の占領時代の始まりでした。
☆『俳句歳時記・秋』(角川ソフィア文庫)は、「生身魂(イキミタマ)」を盂蘭盆会(ウラボンエ)に年長者に食物を贈りもてなすことと解説しています。
《掲示板》
◎9月の行事
9月 2日(金):亀太郎忌
9月 8日(木):団体予約様(県外)
9月11日(日):団体予約様(県内)
9月20日(火):個人予約様(県外)
9月28日(水):K先生「野生生物写真展」(一宮町「茶房けい」)
※9月の収穫:小玉西瓜、地這胡瓜、ミニトマト、茄子、生姜
9月の草取:甘藷畑、、大豆畑
9月の植付:大根、玉葱、秋ジャガ
《民権館歳時記》
☆『改造』(1946年9月号)に、瀧井孝作の七句(句題は「鮎」)が掲載されています。
◎焼跡に仮屋建ち菜園ごしに子供らの樽御輿もみえて
焼跡も畑のしげりや夏祭
ヤケアトモ ハタ(ケ)ノシゲリヤ ナツマツリ
☆戦後1年を経過した焼跡の風景を詠んだ佳句です。
◎自作のとりいれの小麦に鼠の出るけしき農家の趣きに似たれば
新麦に鼠がつきぬ夜の秋
シンムギニ ネズミガツキヌ ヨルノアキ
☆焼跡の鼠も、生き延びるのに必死だったと思われます。
◎川筋や眺めのかぎり赤蜻蛉
カワスジヤ ナガメノカギリ アカトンボ
☆瀧井は鮎釣りに出かけたようです。鳥沢(大月市)での吟です。
【憲法研究会の在野知識人と総合雑誌】
☆1945年11月から1947年5月までの総合雑誌に掲載された、憲法研究会同人と会員の論文データを整理しました。
☆同人は高野岩三郎、室伏高信、岩淵辰雄、森戸辰男、馬場恒吾、杉森孝次郎、鈴木安蔵の7名です。
☆大内兵衛は助言者的立場(財政経済部門)で、会員(例会出席者)は鈴木義男、今中次麿、有竹修二、木村禧八郎、原彪でした(前掲『憲法学三十年』、『憲法制定前後』)。
☆便宜上、月刊総合雑誌は当館所蔵の『新生』、『改造』、『中央公論』、『世界』に限定し、△は鈴木安蔵の関係者の論考、*は該当論文無しです。
◆1945(昭20)年11月〜12月
(01)『新生』11月号(創刊号)1円20銭
室伏高信・・・新たなる日のために
岩淵辰雄・・・木戸内府の責任
馬場恒吾・・・政治談義
(02)『新生』12月号1円50銭
室伏高信・・・民主主義のために
馬場恒吾・・・新生日本の道
大内兵衛・・・公約債務の破棄は不徳であるか
岩淵辰雄・・・憲法改正と近衛公
今中次麿・・・法治国家か経済国家か
鈴木安蔵・・・憲法改正の根本論点
△美濃部達吉・・・わが国体と国家概念
◆1946(昭21)年1月〜12月
(03)『新生』1月号2円50銭
森戸辰男・・・知識階級に與う
(04)『改造』1月号(復刊第1号)2円50銭
森戸辰男・・・平和国家の建設
馬場恒吾・・・軍国政治論
鈴木安蔵・・・民主憲法の基礎理論
(05)『中央公論』1月号(再建第1号)2円50銭
岩淵辰雄・・・所謂「三月事件」−軍閥の系譜(1)
(06)『世界』1月号(創刊号)4円
大内兵衛・・・直面するインフレーション
△美濃部達吉・・・民主主義とわが議会制度
(07)『新生』2月号2円50銭
高野岩三郎・・・囚われたる民衆
△黒木重徳・・・飢えゆく人民のために
(08)『改造』2月号2円80銭
岩淵辰雄・・・政治力の貧困
コラム・・・人物評「馬場恒吾、大内兵衛」
△河上肇・・・獄中の回想(1)
△宮本百合子・・・「どう考えるか」について
(09)『中央公論』2月号2円50銭
岩淵辰雄・・・三月事件の失敗とその波紋−軍閥の系譜(2)
(10)『世界』2月号5円
△尾佐竹猛・・・七十年前の女子参政権問題論議
(11)『新生』3月号3円50銭
△永井荷風・・・罹災日録−昭和二十年の日記(1)
(12)『改造』3月号4円
△河上肇・・・獄中の回想(2)
(13)『中央公論』3月号4円
大内兵衛・・・日本社会党と農地改革
岩淵辰雄・・・十月事件の輪郭−軍閥の系譜(3)
△河上肇・・・岩田義道への書信
△エドガー・スノー/宮本百合子・・・対談
(14)『世界』3月号5円
大内兵衛・・・求道の戦士河上肇
(15)『新生』4月号5円
△瀧川幸辰・・・犯罪と社会
△佐々木惣一・・・噫河上肇君
△永井荷風・・・罹災日録(2)
(16)『改造』4月号4円50銭
高野岩三郎・・・憲法改正と民主人民連盟
△河上肇・・・獄中の回想(3)
(17)『中央公論』4月号4円
森戸辰男・・・文化国家論
岩淵辰雄・・・十一月「士官学校」事件−軍閥の系譜(4)
(18)『世界』4月号5円
***
(19)『新生』5月号5円
△宮沢俊義・・・吉野先生とその民主主義論
△永井荷風・・・罹災日録(3)
(20)『改造』5月号5円
△河上肇・・・獄中の回想記(4)
(21)『中央公論』5月号4円
木村禧八郎・・・日本インフレーションの実体
岩淵辰雄・・・十一月事件の全貌−軍閥の系譜(5)
鈴木安蔵・・・吉野作造(人と思想の研究)
(22)『世界』5月号5円
***
(23)『新生』6月号5円
△住谷悦治・・・若き日の河上博士の『経済と道徳』論
△永井荷風・・・罹災日録(4)
(24)『改造』6月号5円
鈴木安蔵・・・民主主義と社会主義
(25)『中央公論』6月号5円
岩淵辰雄・・・教育総監の更迭−軍閥の系譜(6)
(26)『世界』6月号5円
△都留重人・・・第二次世界戦争の数的考察
大内/美濃部/脇村/有澤/高橋/・・「戦後世界経済の展望」について
(27)『新生』7月号5円
△末川博・・・憲法改正と人間解放
(28)『改造』7月号5円
森戸辰男・・・救国民主連盟の展望
岩淵辰雄・・・官僚論(前篇)
コラム・・・人物評「高野岩三郎・武者小路実篤・鈴木東民」
(29)『中央公論』7月号5円
岩淵辰雄・・・二・二六事件の勃発−軍閥の系譜(7)
(30)『世界』7月号5円
***
(31)『新生』8月号5円
木村禧八郎・・・石橋財政批判
△永井荷風・・・昭和十六年の日記(1)
(32)『改造』8月号5円
岩淵辰雄・・・官僚論(後篇)
鈴木安蔵/末川/瀧川/住谷/藤谷・・・討論「日本再建の諸問題」
(33)『中央公論』8月号5円
△巻頭言・・・新憲法−日本国民の共同契約
(34)『世界』8月号5円
大内兵衛・・・農村民主化の途近からず
(35)『新生』9月号5円
森戸辰男・・・政局の矛盾と二つの解決試図
△永井荷風・・・昭和十六年の日記(2)
(36)『改造』9月号5円
鈴木安蔵・・・議会政治は社会主義を実現し得るか
(37)『中央公論』9月号6円
岩淵辰雄・・・二・二六事件と真崎−軍閥の系譜(8)
(38)『世界』9月号5円
***
(39)『新生』10月号特価10円
△小説特輯号
(40)『改造』10月号5円
大内兵衛・・・戦時補償債務の打切について
△住谷悦治・・・日本デモクラシー思想史の一齣
△コラム・・・人物評「南原繁、宮本百合子」
(41)『中央公論』10月号6円
***
(42)『世界』10月号5円
△宮本百合子・・・現代の主題
(43)『新生』11月号6円
△永井荷風・・・昭和十六年の日記(3)
(44)『改造』11月号6円
△佐々木惣一・・・天皇人間論
△鈴木東民・・・経済闘争か政治闘争か
△住谷悦治・・・天賦人権の論争
(45)『中央公論』11月号6円
△蝋山政道・・・新憲法と議会制度
(46)『世界』11月号6円
△都留重人・・・経済学の新しい課題
△桑原武夫・・・第二芸術
(47)『新生』12月号7円
△永井荷風・・・昭和十六年の日記(4)
(48)『改造』12月号5円
△住谷悦治・・・「貧乏物語」以前
(49)『中央公論』12月号5円50銭
***
(50)『世界』12月号6円
***
◆1947(昭22)年1月〜5月
(51)『新生』1月号10円
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(52)『改造』1月号9円
△都留重人・・・日本経済危機の一分析
(53)『中央公論』1月号10円
△宮本百合子・・・二つの庭(1)
(54)『世界』1月号8円
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(55)『新生』
△3月1日に2・3月合併号発行
(56)『改造』2月号8円
木村禧八郎・・・インフレ処理の新段階
鈴木安蔵・・・新憲法と再建日本の政治
△鈴木東民・・・社会党に要望す
(57)『中央公論』2月号7円
△佐多稲子・・・私の東京地図(6)
(58)『世界』2月号8円
△都留重人・・・ハースィーの「広島」
(59)『新生』2・3月号12円
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(60)『改造』3月号9円
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(61)『中央公論』3月号9円
△宮本百合子・・・二つの庭(2)
(62)『世界』3月号9円
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(63)『東京』4月創刊号25円(『新生』改題)
***
(64)『改造』4月号13円
岩淵辰雄/阿部真之介/神山茂夫・・・討論「民主革命を阻むもの」
△片山哲・・・選挙による新政権の樹立
(65)『中央公論』4月号15円
△宮本百合子・・・二つの庭(3)
△服部之総・・・絶対主義の史的展開
(66)『世界』4月号9円
△H・ノーマン・・・維新前後における下士・浪人の役割
(67)『東京』5月号(改題第2号)20円
***
(68)『改造』5月号12円
鈴木安蔵/宮澤/末広/我妻/向坂・・・討論「新憲法と国政の運用」
(69)『中央公論』5月号12円
△宮本百合子・・・二つの庭(4)
(70)『世界』5月号6円
△都留重人・・・その後のシュンペーター
△コラム「世界の潮」・・・“憲法の番人”アメリカの大審院
(2016年9月)
◎10月の行事
01日(土):出張講演「南房総市の自由民権と憲法構想 ― 加藤淳造・桜井静・植木枝盛・小野梓・星亨 ―」、南房総九条の会(会員約150人)
02日(日):野生生物写真展(一宮町「茶房・けい」)
12日(水):資料調査(長生郡、夷隅郡)
13日(木):栗邨顕彰忌(加藤淳造、南房総市)
15日(土):団体予約様(市川市)
22日(土):物外顕彰忌(齊藤自治夫、茂原市)
30日(日):団体予約様(東京都、静岡県)
◎10月の作業
収穫:甘藷、ヤーコン、枝豆、富有柿、石榴
草取:大豆畑、人参畑,秋ジャガ畑(初栽培)
植付:菜、青梗菜、空豆、グリーンピース、ニンニク、菠薐草
花々:秋桜(紫・白)、薔薇(紅・桃)、金木犀(橙)、菊芋(黄)
《掲示板》
◎11月の行事
03日(木):「平和憲法70年展」期間延長⇒2017年5月3日まで
15日(火):「民権館通信第8号」編集
16日(水):予約客様(団体)
17日(木):ノーマン資料調査依頼(カナダ大使館ノーマン図書館)
27日(日):「民権館通信第8号」印刷
◎11月の作業(無農薬有機・循環持続・多品種小規模・安心露地栽培)
☆収穫:茄子(豊作)、ミニトマト(平作)、甘藷(不作)、富有柿(不作)、柚子(不作)、里芋(平作)、ヤーコン(豊作)、大根間引菜(平作)
☆草取:玉葱畑、長葱畑、菜畑、青梗菜畑、大根畑、菠薐草畑
☆植付:グリーンピース苗、空豆苗
☆花々:薔薇(紅・桃・白)、山茶花(紅)、冬椿(紅・白)、寒菊(朱・黄)
※ヤーコンのレシピ=@サラダAキンピラBオロシC味噌汁D炊込御飯EカレーライスF甘酢漬等、効能は便秘、高血糖等。
《掲示板》
◎12月の行事
01日(木):「憲法九条70年展」期間延長〜2017年5月3日まで
15日(木):『民権館通信第8号(葉書版)』投函
17日(土):予約客様(団体)
21日(水):冬至(柚子湯・南瓜料理)
25日(日):予約客様(団体)
28日(水):楓江(薫陶学舎漢学教師)顕彰忌
29日(木):看雨(薫陶学舎英学教師)顕彰忌
◎12月の作業(無農薬有機・多品種小規模・循環持続・安心露地栽培)
☆収穫:菠薐草(平作)、青梗菜(平作)、柚子(不作)、里芋(平作)、ヤーコン(豊作)、大根(平作)
☆草取:玉葱畑、長葱畑、菜畑、青梗菜畑、菠薐草畑
☆植付:大蒜、サニーレタス
☆花々:薔薇(紅・桃・白・橙・紫)、山茶花(紅)、冬椿(紅・白)
【寄贈資料(2016年度)】※御協力に感謝しております。
□『幻境碑建立記念誌』(秋山国三郎顕彰会1978年5月)